世界のイロイロ

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リユーザブルストローを使おう

世界で毎年900万トンもの廃棄プラスチックが海に流れ出ているというニュースが最近話題になった。ここでいう廃棄プラスチックは、スーパーのお買い物でもらうレジ袋だったり、お弁当の包装のプラスチックだったり、オムツに使われてるポリマーなんかも含まれる。900万トンという数字はヤバい、150kgのお相撲さんが6000万人も毎年海に流されている計算だ。6000万人って日本の人口の半分だから、2年で日本の人口を突破する。日本人が老若男女みんなお相撲さんくらいに太って、2年連続で海に流れ出たら、世界の海はやばいことになるのは火を見るより明らかである。そしてこの意味不明な計算も結構頭おかしい。

でも、ちょっと待って。このプラスチックってどこから流れ出てるの?日本からじゃないでしょ?流出っていうくらいだからどこかからどんぶらこ海へ行ったんじゃないの?って思ったので、調べてみた!!!

結論から言うと、世界の10の大きな川から流れ出ていた。この10の河川、ほとんどが世界的に貧困に苦しむ地域にある。

記事 https://www.newsweekjapan.jp/amp/stories/world/2018/07/910.php?page=1

これってどういうことかと言うと、お金を持ってる先進国で開発された便利なプラスチックは、先進国では焼却にお金をかけて処理されて、毎日食べ物に困る国ではそのままその辺に捨てられているってことだと思う。便利だからって理由で導入されたプラスチックだけど、適切な処理にお金が回せないせいで野ざらしにされているのだ。

これは先進国にも問題ある。マジで使えるよって言って渡しておいて、捨て方は教えずに、放置したら社会的に叩かれるなんて割と理不尽だ。

じゃあどうすれば良いのかってところに行き着くけれど、一番インパクトあるのは流出量の大きい国に先進国がお金を出して処理施設を作るのが良い。だって、いくら排出量の少ない先進国でプラスチック製品をやめようとしたって削減できるのは世界的な排出量に比べたらごくわずかなのは目に見えてる。

先進国ではどんどん使い捨てプラスチックを削減しようとしていて、イギリスなんかではいち早く使い捨てストローを廃止決定した。

あれ?この動き、結局先進国での削減じゃん!って思ったかも知れないけれど、初めはこれでいい。だって、結局先進国が先に動かないと発展途上国は動かないからだ。世界的にそういう動きを作っていかないといけないのだ。

だから、みんなでリユーザブルストローを使おう。今は色んなタイプが出ていて、ステンレスでできたものや竹のもの、生分解性のゴム素材で出来たものまである。

結構大きいサイズのものもあるから、タピオカだって飲める。タピ活もし放題だ。

遅かれ早かれ先進国では使い捨てプラスチックのストローは使えなくなる。今からリユーザブルストローを持っておいて、みんなにドヤ顔しよう。